2022年3月27日日曜日

ホームカミング(Homecoming)シーズン1~2

シーズン1

PTSDを抱える帰還兵の社会復帰プログラムと思いきや、トラウマを抱える兵士の記憶を消して戦場に送り返すためのプログラムだった。

真実を知らずにケースワーカーをやっていたハイジは、親しくなったウォルターをだましていることに耐えられなくなる。彼の母親のもとに返したいという思いから、最後は規定以上の容量を投与して、復帰不能状態にさせる。ハイジも同じ食事を食べて記憶を失う。

戦地での記憶はなくなってしまったが、昔から行きたかったヨセミテに行って、そこに家を構えたウォルター。ハイジはその姿を確認。ウォルターはハイジのことは覚えていない。

シーズン2

記憶を失ったアフリカ系女性。ガイスト社で成り上がった女性の彼女で、ウォルターの治療に対する疑問を払拭すべく工作しているうちに、自分が記憶を失ってしまった。

シーズン1で使われた薬の原料はベリーで、このベリーを栽培していた社長直轄の農場が防衛省の管轄下に置かれることになり、成り上がり女性がその窓口になろうとしていたが、この薬を国際展開するためのパーティで、ウォルターが社長の助けを借りて、参加者の飲み物に薬を仕込み、全員、記憶を失うことに。

ウォルターはそれを見届けて去って行く。仲間の名前が並んだリストを最後にながめていたけど、連絡を取るのだろうか? その辺はコメントなし。

成り上がり女性とその彼女は、深い愛情で結ばれているようだったけど、悪魔の薬を他者に投与しようとしているわけで、とても共感できない。

ただ、Mr. RobotのSam Esmailがプロデューサーということで、謎解き的なな楽しさ、現在と過去の交錯する不思議な展開は、面白かった。

ウォルターは好き。ハイジもまぁまぁ理解できる。コリンは最低(分かりやすい)。社長は偏屈のひねくれものだけど、根っこは腐っていない感じ。シーズン2の女性カップルはサクセス志向が強いけど、正義の味方じゃないので、不思議な立ち位置にいる。

他人の記憶を奪おうと画策していた人たちが自分の記憶をなくすという皮肉な展開はスカッとするかな。そういうレビューも結構見かけた。

東洋系とアフリカ系のカップルって、Amazonのドラマでよく見かけるな。ポリコレの都合上、白人以外を主要キャストにしなければいけないのだろう。ちょっと無理がある設定だったりもするが、ま、俳優さんたちは上手いから、何とか見られる仕上がりになっているけどね。

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