昨日に引き続き今日もPrime Videoでフランス映画。
クスッと笑えるユーモアがちりばめられていて好みの映画だった。
離婚して独り暮らしの男性運転手ギョームと脛に傷を持つ調香師の女性アンヌのコンビ。
共同親権を取りたいギョームは仕事をどうしても続けたいが、気難しいアンヌに振り回されるのに嫌気がさし、アンヌの仕事を断るつもりが、なぜか指名され。。。
アンヌは「鼻は効く」のだが、コミュニケーション能力が絶望的に低いため、対人関係でずいぶんと損をしている。ギョームがそこに気づき、アドバイスしたりするが、フランス映画らしく、日本人から見ると斜め上の結果になる(笑)
アンヌを病院に急いで搬送するためにスピードを出し過ぎ、たまっていた減点分と合わせて免停に。。。
運転できなくなり、失業。娘と暮らせるような住宅への引っ越しは無理そう。学期末に父兄が自分の職業を子どもたちに説明する授業を娘から頼まれるが、嘘をつけないギョームにはきつい役回り。
運転手派遣会社の社長(?)が芝刈りの仕事を紹介してくれ、なんとか食いつなぐ。
退院したアンヌは運転手派遣会社の社長に事の顛末を聞き、ギョームに会いに、芝刈りをしている飛行場へ行く。
そこで、香水作りを再開するので、手伝ってほしいという。
ギョームは躊躇するが、才能を見込まれ、だんだん乗り気に。
悪臭を放つ工場の臭いを解決する方法を提案したりする。
そして、どのくらいの時間が経ったのか、ギョームはひげ面になっていて、新しい香水をディオールに売り込みに行く。
アパートも借りられ、娘を隔週で呼べそうな気配。さらに、父兄の特別授業も引き受け、調香師の仕事を子どもたちに説明しているギョームは自信に満ちあふれていた。ハッピーエンド。
面白い映画だった。
ただ、香害・公害に敏感な人にとっては、ちょっとどうかな?
臭いの元を絶つのではなく、臭いを混ぜてごまかそうという企みとかさ。
人工的な化学物質でしあわせは訪れないよと思ってみたりね。
要は支配者層におもねれば安定した良い暮らしができるというすりこみ。そして支配者層は庶民の健康に有害なものばかりをばらまくのだ。
こんなこと考えていると映画を楽しめないね(苦笑)
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