2023年7月15日土曜日

恩送り

 新しい言葉を覚えたので、メモしておく。

「恩送り」

次の動画を見ていて、pay it forward という言葉が出てきて、意味を確認したら「恩送り」だった。

相談者は子どものいない夫婦。野良猫にエサをやり始めて3年近く経つが、まったく懐かず、エサだけもらうと、姿を消す。なんとか心を開いてほしいと願う妻。懐疑的ながらも妻をサポートする夫。二人はジャクソン・ギャラクシーに助けを求めた。

妻のステファニーは、常に威嚇され、引っ掻かれながらも、飼い猫にするという希望を捨てなかった。彼女にはホームレスだったときに今の夫のボブに救われたという過去があり、家なし猫バディを昔の自分と重ね合わせていたのだ。

二人はジャクソンのアドバイスに従って様々な工夫を重ねるうちに、バディと交流ができるように...。

バディは二人の家を自分の家と認識し、屋内での暮らしにすっかり馴染んだ。

その様子を見て、ジャクソンはステファニーに向かって言った。

You paid it forward, you know.

(恩送りをしたんだよ) 

恩を受けた人に直接返すのは「恩返し」、自分が受けた善行と同じような善行を別の人に施すのが「恩送り」。

ステファニーはボブから受けた恩をバディに送ったんだね。

現代社会は、お金を使うにしろ、物々交換にしろ、与える人と受け取る人という二者間取引で完結してしまう。

でも、お金とか対価とかを考えず、与えてくれた人に返すことにこだわらず、自分も同じように他の人に何かしてあげるという恩送り型のシステムが定着すれば、愛に満ちた循環のエネルギーが生まれ、もっと住みやすい、生きやすい世界になるよね。

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