2013年9月29日日曜日

存在の耐えられない軽さと二つのギター

20代の頃、「存在の耐えられない軽さ(原題: The Unbearable Lightness of Being)」という映画を見た。映画館では見ていないので、テレビで放映されたのを録画したか、レンタルしたのだと思うが、繰り返し何度も見た記憶がある。

この映画を好きと公言するのは、少々はばかられ、面と向かって他人にこの映画の話をすることはほとんどなかったが、とにかく妙に惹きつけられる映画で、原作まで読んでしまった。

今となっては、ストーリーより映像や音楽が懐かしい。特に、次のシーンで使われている曲は非常に印象的。

YouTube: Tomáš & Tereza

これはロシア民謡の「二つのギター」という曲だ。子どもの頃から知っていた曲だが、この映画を見てからものすごく好きになった。

YouTubeでこの曲を探すと山のように出てくる。いろいろ聴いてみたが、私は、ロビー・ラカトシュ(Roby Lakatos)の演奏がいちばん気に入っている。

ラカトシュはジプシー音楽を得意とするハンガリー人バイオリニストで、その並外れた演奏技術は超絶技巧と呼ばれているらしい。

YouTube: Roby Lakatos and his ensemble Two Guitars

↑の動画は、画質は悪いけど、観客と一体となって演奏しているライブ感がいい。バイオリンの弓を使わずに弦を指で引っ掻く方法をピチカート奏法というらしいが、ラカトシュみたいなのは初めて見た。事もなげにやっているところがすごい。

↓はライブのノリはないけど、音が良く、聴きやすい。

YouTube: Roby LAKATOS, Les deux guitares

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